マルシェ出店!玉砕してわかった7つのこと

詰まった冷凍庫 徳島ではたらく
食べても減らない在庫の山

Moi!めぐむです。

マルシェで華やかにモノを売る姿。活き活きとした笑顔が輝いているよね!自由なライフスタイルを楽しんでいる出店者の階段をちょっぴり登ってみました。待っていたのは大赤字!?敗北してわかった7つのことをレポするね。

仮装稚児行列!?ユニークなお寺でのマルシェのお話

「とにかく儲かるらしいよ。」

2018年の年末、徳島ライフがショート寸前のめぐむを見かねてお友達が声をかけてくれた。

年明けに開催される平等寺の初会式でお店を出すとどんなものでも必ず売れるらしい。

平等寺

出典:平等寺

阿南市新野町にある『平等寺』は四国霊場第22番の札所。空海(弘法大師)が閼伽(あか)水(功徳水)を探して掘った際に乳白色の甘い水が湧き出したことから空海は霊場だと直感!しばらく滞在して瞑想されたんだって。
平等寺の御本尊である薬師如来は空海が彫ったものらしいよ。
引用:白水山平等寺

『絶対売れる!』

という口コミが気になったまま新しい年を迎えて、いよいよ情報源に聞いてみた。

「売れるよ!」

「一緒にやる?」

やりたいかやりたくないか!?どっちかだけ言ってと言われてドキドキしながらも

「やりたい!」

と呟いた。

(紅白甘酒屋さんをやりたいと思っていたけれど)友達がやりたい野菜スープにのっかって、マルシェの出店も教えてもらっちゃおうとアマアマちゃんだっためぐむ。マルシェまで20日間もないのにチャレンジするって決めたんだ。

ドタキャン?お友達からきたショートメール

メイン会場

出店が決まってから(打ち合わせの日時も決まらないまま)あっという間に1週間が過ぎていった。

ある朝、一緒に出店をするお友達からショートメールが着た。

『しんどいのもあり・・・ごめんなさい。』

うそっ!?

電話しようと思ったら、電話番号すら知らなかったことに今さらながら気づくめぐむ。彼女から送られてきたショートメール宛(ショートメール専用の番号)に気持ちを伝えたよ。

実はめぐむ、息子くんとお店をやるって約束をしちゃってたからやめるわけにはいかなかったんだ。

お友達が旦那さんのブースで出せるようにしてくれたから、息子くんと一緒に干し芋とスイーツ、だんご汁、ジャムを出店しようとイメージがぐんぐん膨らんできた。

干し芋は息子くんと型抜きをしてからラッピングしたら、子どもたちが喜んで買っていくって淡い幻想を抱いていた。

もうね、『頭の中がお花畑』っていう状況をナマでいってる感じ。

今考えると『ザンネンなめぐむ・・・』でした。

マルシェに出店したかったワケ

女装

ミニーに仮装した男性

マルシェまで約1週間。

生まれて初めて出店するのにすでに1週間しかない状況。

具体案なし、道具なし、備品なしのめぐむが『出店』についてよくわかっていないにも関わらず強行突破を決めた理由は、息子くんとの約束を守るためと露店について学ぶチャンスという声が(頭の中で)聞こえたからなんだ。

徳島に来てからたくさんの出逢いを頂いてきためぐむ。

出逢ったなかでも『移住組』と呼ばれる方々は自分らしく活き活きと暮らしていたよ。好きなものを作ってお店を出したり、イベントを企画したり・・・。

生活のために興味があるわけでもない仕事に縛られて暮らすひとが多い都会とは違って、好きなこと、やりたいことを遊んでいる子どものように夢中になって楽しんでいる。

やりたいこと=収入

が生活に溶け込んだ暮らしぶりに、めぐむももっともっと楽しみたいって気持ちが大きくなっていたんだ。

田舎で自由に暮らすといってもやりたいことだけで生活ができる人ばかりではないよ。
でもね、生活のために仕事をしていたとしても、やりたいことに枠を感じない生き方をしているように感じるんだ。
プロじゃなくても好きなものを作って売っていたり、自分が見たいもの学びたいことをイベントとして立ち上げていたり。
資格やスキルが必要だという既成概念は不要!重要なのはやりたいかやりたくないか(自分が楽しいか楽しくないか)なんだよね。

産みの苦しみ!?はじめての出店までの階段

寺門

マルシェまで1週間、毎晩眠れない日々が続いたよ。

型抜きをした干し芋の残骸でスイートトリュフを作ろうと思っていためぐむ。

ところが、お菓子はNGなんだって!

お菓子やお弁当など、すでに作り終わった食べ物の販売には専用の加工場が必要なんだ。
保健所の許可をいただいた加工場で作った商品のみが販売できるんだって。

だんご汁オンリーでぷち収入♪と思ったらお肉もNG!!

野菜スープで申請を出しているから野菜スープのみ販売できるらしい。

お肉なしのだんご汁で売り上げを出すための具材の選出から価格設定、鍋など持っていない道具や容器などの備品、仕込み量、当日の流れのイメージ、お釣り銭・・・と分からないながらもやる事だらけで、乏しい想像力をフル活動させて考えてたよ。

仕事中も頭の中はマルシェのことでいっぱいの日。

毎晩、パソコンとにらめっこをしながら、材料をどこで購入しようかとか備品はどこで購入するのが一番安いかとか時間ばかりが過ぎていったんだ。

直前になって分かった!申請不要で売れるもの

受付

今回は大鍋を買わずに借りることにしためぐむ。

同じマルシェに出店するお友達から大鍋を貸してもらったよ。

借りる際にはじめての出店で不安なんだぁ〜!って状況をシェアしたら

「干し芋は許可いらないよ!」

って。

露店販売は一部許可が不要で販売できる食品があるんだって。

干し芋は許可不要の食品に入っているから、申請許可なしで販売できるんだ。

今さらなのに、息子くんと楽しく型抜きが浮かんできためぐむ。強行突破で干し芋販売もやっちゃうことにしたよ。

マルシェまであと4日。

夜中にお芋を茹でて朝一で息子くんと型抜き、干す作業に追われました。

保健所の許可が不要な食品:
白餅(餡が入ってないもの)、漬物、梅干、キムチ、もろみ、干し芋(砂糖など使っていないもの)、干し柿、こんにゃく、ポップコーン、わたがし、焼き芋,焼きトウモロコシ,焼き栗の製造販売この他にも販売できるものがあるようだよ。(地域の保健所にもよるようだ)
詳細は地域の保健所に聞いてみてね。

露店販売をするためには

ジュースショップ

マルシェに出店をするためには露店販売の『営業許可』がいるんだ。

営業許可はおもに3つに分かれているよ。

  1. 飲食店営業許可証
  2. 菓子製造業営業許可証
  3. 喫茶店営業許可証

1. 露店飲食店営業許可証

客席を設ける飲食店舗、弁当、惣菜販売、テイクアウト店、農産市でおにぎりなどの販売

ex:焼きそば、お好み焼き、から揚げ、フライドポテト、ジュースやお酒・アイスクリームの小分け販売(場合によってはコーヒーの抽出も入ることがあるよ。)

 

2. 露店菓子製造業許可証

和菓子、洋菓子、パンの製造

ex:たい焼き、ベビーカステラ、りんご飴、ケーキ、クッキー、チョコレート、サンドイッチや調理パンを除くパン類

 

3. 露店喫茶店営業許可証

お酒以外の飲み物を喫食させる店舗

ex:コーヒーのみの販売、かき氷、ジュースやアイスクリームの小分け販売

 

上記の3つの営業許可証は『食品衛生責任者』の資格をもった人のみ申請を出したら受け取ることができるよ。

食品衛生責任者の資格は『食品衛生責任者養成講習会』を受ければ簡単に取ることができるんだ。

出店したい食品によって分類が違うから、詳しくは地域の保健所で聞いてね。

気をつけないといけないことは、『営業許可』は管轄地域のみになるから、『営業許可証』は地域ごとに申請をしなければならないよ。

申請には手数料もかかる。

出店したいものや出店したい地域を明確にしてから保健所に相談がベストだよね。

めぐむは営業許可証をもっているお友達が代表として出店品の申請をしたブースでの出店でした。お友達が店長、めぐむは従業員という感じかな。

マルシェ出店で大赤字?!

取材

マルシェ当日は徹夜で干し芋のラッピング作業やだんご汁の仕込み作業、備品チェックに追われためぐむ。

朝ご飯もそこそこで車いっぱいに息子くんと荷物を乗せて飛び出したんだ。

ところが・・・出発してすぐに不足品や忘れ物が思い浮かんできた。

途中のコンビニで買い足したりと出費がかさんだよ。

なんとか目的地に到着!

慌てて出店準備をしたんだ。

息子くんも手伝ってくれての露店販売デビューだったのに・・・・

お昼も食べず頑張った結果は大赤字?!

敗北の要因を考えてみた

マルシェ

80食近く用意をしただんご汁、実際に売れたのはなんとたったの『13食』。

それもほとんどが友人、知人による購入だったんだ。

やばいよね?

大赤字必須だったけれど、ありがたいことに干し芋が完売!
(といってもお友達の子どもが息子くんと売り歩いてきてくれての完売。)

お陰でぷち赤字で済みました。

(でも赤字かよ!!)

詰まった冷凍庫

食べても減らない在庫の山

敗北の要因はやっぱり『お花畑』だったことだよねぇ。

「なんでも必ず売れる!びっくりするくらい売れる!!」

って言葉に頭が沸いていた。

さらに

「100杯売れれば○万円!」

と言っていたお友達の言葉に軽く100杯売れる気になっていたんだ。

商品を売るには

まずはリサーチ

鉄則だよね。

例年の来客者数すらリサーチしていなかっためぐむ。痛すぎる!

小さくテストをする

重要性もすっかり忘れていたよ。

露店販売でもモノを売るのはネット販売と同じなんだって失敗をして気づきました。

敗北要因2:1つに絞っていなかった

ランチェスター戦略』って聞いたことがあるかな?

1つに絞ったものを極限まで高め差別化をはかることでNo.1になる戦略。
競合他社から個人(弱者)が勝ち抜くには、1つに絞ること、1つを尖らせることが重要なんだ。

敗北要因3:市場を知ること

看板

今回のマルシェの平均単価は300円(飲食のね)。

飲み物やスイーツが目についたよ。

ちょっと食べる系でも『500円』という環境のなかで、めぐむはだんご汁を1杯『600円』で販売しちゃった。

初詣などで価格をリサーチして決めたつもりだったけれど、今回のマルシェでは高額商品扱いになっちゃったんだね。

小さい丼を使って300円で販売すれば良かったと反省しました。

敗北要因4:場所

配置図

平等寺で開催されたマルシェは道路を挟んで下と上に露店が並ぶ配置で、来客はくるとすぐに下の露店が目につくようになっていたんだ。

下の露店は主に飲食店だったらしい。でも、同じ飲食店のめぐむの露店は一番上の一番奥・・・。

「こんなところにもお店があったんだ!」

という声が聞こえてきた隠れキャラの場所でした。

どうりでお客来ないよね・・・。

敗北要因5:常連客

マルシェに参加されているほかの露店は顔なじみ客も多かったみたい。

ほかの露店者さんは、各地域のマルシェにコンスタンスに参加をしているから常連客もかかえているんだね。

『次はどこどこに出ますよぉ』なんて伝えてあるから、ブースの場所に関係なく探してやってきてくれるようだ。

オンラインビジネスと同じでオフラインビジネスも『ファン化』が大事なんだってあらためて実感しました。

敗北要因6:経費

基本あるもので出来るものを考えるのが売り上げをあげるコツだよね。

(当たり前のことなのに)今回あるもので出来ることを考えずに、思いつきで商品を決めてしまっためぐむ。容器や干し網、タンクなど経費ばかりかさんでしまったよ。

次回からも同じものを出店するなら必要経費だけど、とりあえずの出店だったらできる限りあるもので経営する思考が大事だったと反省しました。

敗北要因7:シンプルにする

なんでも上手くいっているひとは『シンプルに』できるひとなんだ。

モノゴトをシンプルに考え、やることをよりシンプルに落とし込んでいく。

だんご汁の仕込みにしろ販売の流れにしろすべてが手間のかかる仕組みだった今回の出店。シンプルさの追求(商品選定、仕組み化)が今後の課題だなぁと痛感しています。

あとになって分かったこと。今回のブース配置はお友達によるものだった!?

『基本飲食店は下、くつろげる奥地は自分たちという設定だった』

って噂。

顧客がいてどこでも売れる自信があるからこそできた奥地のブースだったんだとため息をつくめぐむです。

まとめ

散々な結果だった露店デビュー。『モノを売る』ための大事なことを見直す体験になりました。

趣味やこだわりで作ったものが買ってもらえる醍醐味はマルシェの魅力!

めぐむらしいこだわりの商品に特化してコンスタンスに出店していきたいな。