『種はどうなる?』山田正彦先生の講演を拝聴してきたよ

講演の聴衆 農業

Moi!めぐむです。

ラウンドアップが世界中の国々で禁止されるようになったのに、あっちでもこっちでも売られてる日本の現状。『グリホサート』なんて言葉も聞いたことがないんじゃないかなぁ?

徳島県小松島市の直売所『あいさい広場』で開催されたオーガニックエコフェスタに弁護士の山田先生がやってきたよ。山田先生から拝聴した驚愕の農業問題をめぐむなりに書き起こしてみるね!

大臣?弁護士?? 山田正彦先生

子どもの健康を考えて『食』にフォーカスをするとぶち当たるのが『農業』問題。

農薬に化学肥料さらには遺伝子組換えや種の問題・・・。

『食育』にチャンネルを合わせると入ってくる、入ってくる。。。

めぐむが最初に情報としてキャッチしたのが『小麦と自閉症』の関連性。

(ここが始まりでいまに至る。)

小麦⇨小麦アレルギー⇨自閉症から農薬・遺伝子組換え小麦⇨小麦アレルギー⇨自閉症

という具合に、その中なのなにが問題で身体に影響を及ぼしているかわかるようになってきた。

子どもの身体を守るためには

食を守る=日本の農業を守る

必要性を痛いほどに感じている。

っで、農業を気にしていると必ず流れてくるのが『山田正彦』先生の投稿!なんだよねぇ。

恥ずかしながら政治(と浮世の世界)に疎いめぐむ。

『また山田さんのシェアニュース。山田さんて誰よ?』ってくらい山田先生を知らなかったデス。

山田 正彦(やまだ まさひこ、1942年4月8日 – )は、日本の弁護士、政治家。

農林水産大臣(第51代)、衆議院議員(5期)、衆議院政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員長、衆議院農林水産委員長などを歴任。

※引用:ウィキペディア

元政治家であり弁護士でもある山田先生、実は農家(酪農)さんでもあったお人。

大学卒業された際、(司法試験に合格していたにも関わらず)なぜだか地元で酪農をはじめたんだって。この時に有機農業にも関心をもったそうだ。

日本の農業についてこだわるのはここが源なのかもしれないね。

講演:種はどうなる?種子・種苗法とこれからの農業について

マルシェで買い物をする人

オーガニックエコフェスタで開催されたマルシェ

2019年2月24日。

徳島県小松島市の産直市場『みはらしの丘 あいさい広場』で初開催されたオーガニックエコフェスタ。

有機から自然農まで徳島でがんばる農家さんや加工品などの販売やクッキングショー、エコ講演会がくりひろげられたんだ。

野菜のお店

有機野菜から自然栽培の野菜、加工品が並んでいたよ

カレーを持つ少年

息子くん猪肉カレーGET♪

各講演・講座とも興味シンシンの内容のものばかりだったけれど、これだけは必ず参加するって決めていたのが山田先生の『種はどうなる?』講演会。

当日はちょっぴりトラブルが発生して参加できない危機に直面。ドキドキしました!

初めての山田先生は素朴であったかそうな感じがしたよ。

お米パンのミニ講座やマクロビオティックのミニ講座など参加したかった講演・講座がいくつもあった。けれど・・・事前整理券がいったらしい。

山田先生の講演も実は1ヶ月前に(関係者のみに)整理券の予約がいるってアナウンスしたそんだって!チラシにもネット上でも整理券が必要なんて1つも記載がなかったことに悶々としためぐむ。

山田先生の講演受付でめぐむよりも怒っていたお母さんもいたよ。

「もしかしたら入れるかもしれませんので、補欠整理券をもっていてください。」
なんて言われて、開催時間までドキドキしながら待っていた。

日本の農家に忍び寄る魔の手? モンサント

アメリカで行われた裁判で敗訴したことで話題になったモンサント。

日本では『対岸の火事』って空気感だよね。

ところが、『明日は日本の農家さん』というワードが頭によぎってしまったレアな情報を山田先生が講演してくれたんだ。

講演の聴衆

実は日本のお米の70種類が遺伝子組換えのお米なんだって。某コンビニチェーン店や某スーパーのおにぎりに使われているそうだよ。

知らず知らずのうちにめぐむたちも遺伝子組換えのお米を口にしていそうだよね・・・。

『モンサント』って会社 知ってるかい?

、アメリカのミズーリ州 クレーブクール[3]に本社のあった多国籍バイオ化学メーカー。2018年6月、バイエルによる買収・吸収が完了し、モンサントの企業名は消滅した[4]。

※引用:ウィキペディア

ベトナム戦争で使用された『枯葉剤』を作った会社で、ロックフェラー財団の援助のもと大きくなったようだね。

サッカリンやサルチル酸といった添加物や薬品を作っていたところから、ラウンドアップ、枯葉剤へ。その後種子を販売する企業を買収。ラウンドアップと遺伝子組換えの種をセット販売するという画期的な商売を広げていったんだ。

ラウンドアップはすべての植物を枯らしてしまう除草剤。ラウンドアップを使う場合は、ラウンドアップに耐性をもたせた遺伝子組換えの種を植えないと育たないんだ。そこで、モンサントはラウンドアップとセットで遺伝子組換えの種を販売するという手法を行ってきた。

ところが、そのうちラウンドアップに耐性を持った雑草が生えてきたりする。すると次に農薬を販売する。

農薬と遺伝子組換えの輪から抜け出せなくなっていく構図が見えてくるね。

飲んでも大丈夫!?植物だけを枯らすラウンドアップ

日本のグリホサート 許容量表

ラウンドアップの主成分は『グリホサート』という非選択性除草剤。

グリホサートは植物のみを枯らすから人への影響はないといって販売していたんだ。

なかには『飲んでも安全!』と言いきった科学者さんもいた除草剤『ラウンドアップ』。

ところがだ・・・グリホサートに発がん性があることが最近になって判明したんだ。さらには、神経への毒性も疑われるようになってきた。恐ろしいよね・・・。

今回の山田先生の講演でも、知られざるグリホサートの問題点を講演されていたよ。

モンサント曰く『グリホサート』は体内へ蓄積がされないって話なんだけれど・・・。

アメリカで行われるもろもろのラウンドアップ訴訟裁判の立役者で、アメリカのスーパーにオーガニックを広めた一人の女性、『ゼン』さん。

彼女が息子さんの自閉症のような症状からもしかしたらと小麦製品をやめたところ症状が改善。その後、検査を受けて『グリホサート』が蓄積していたことが判明したんだって。

ここからグリホサートの体への悪影響を訴え続けて、アメリカの社会を変えていったんだ。

現在、グリホサートの蓄積量が限界値に近い値にまで下がった息子さん。すっかり元気になって成績も上昇したそうだ。

アメリカのオーガニック食品

山田先生とゼンさん

日本の小麦でも大手3社の小麦をリサーチした結果、5つの商品からグリホサートが検出されたそうだ。

また、最近話題になっているのはワクチン注射。ゼンさんが子ども用のワクチン5本と癌の子どもの栄養補給剤を検査したところ、すべての検査対象からグリホサートが検出されたんだ。(ワクチンの安定剤に使用されているゼラチンが問題だと考えらえている。)

さらに、赤ちゃん用の粉ミルクも大手メーカーすべてが遺伝子組換えの原材料を使っていることがわかっている。(大手メーカー6社によるアンケート調査の結果から)
※遺伝子組換えが一番使われていない粉ミルクは和◯だと山田先生がおっしゃってたよ。

知らないだけでいろいろなものの原材料に含まれてしまっているんだね。

つぎは日本の農家さん?

お米のロイヤリティ問題

モンサントの話題で有名なのがインド農家さんの自殺問題。

モンサントが開発をしたBT綿。殺虫タンパク質をつくる遺伝子組換えがされた綿なんだ。この綿の種を誇大広告でインドに広めたモンサント(2002年)。広告通りの生産量には及ばないどころか、モンサントへのロイヤリティ、低品質による価格の低下から赤字農家が増えたそうだ。

モンサントの種を使う問題は何十枚にも及ぶ契約書。契約内では途中解除ができないような契約も入っているそうだ。やめたくても買い続けなけばいけない地獄へと進んでいくよね。

2002年以降、インドでは30分に1人の綿農家さんが自殺したんだって。

怖いよねぇ。

日本でもインドのような恐怖が忍びよっているって山田先生がおっしゃった。

ひそかに農家さんちにやってくる『み◯◯化学』の関係者さん。

お米の種がモンサントの遺伝子組換え種じゃないかと言い出すらしい。

というのも、モンサントの稲の花粉が風で飛ばされてきて受粉している可能性がぬぐいきれないからなんだって。

知らぬ間に田の四隅の稲を持って帰り検査されていることもあるようなんだ。

難癖をつけられているような話だけど、なかには検査を受けた稲にモンサントの遺伝子組換えの遺伝子が発見されて、ゴリ押しで提携を結ばされることも・・・。

こうなると、毎回モンサントにロイヤリティを支払わなければならなくなるんだ。

さらには、モンサントの種以外は使用しないという契約。契約違反は多額の賠償金の支払いが必要になるから、延々とモンサントとの取引を続けなければならなくなる。

まるで、足かせをはめられてしまった囚人のようだよね。

アメリカと違って日本はぶ厚い契約関係なんて慣れていない文化じゃない?!文字がびっしり書かれたぶ厚い契約書を読むこともなく契約しちゃう人がほとんどのようなんだ。

山田先生はあるひとから『す◯◯◯化学』との契約書を見せてもらったんだって。

インドのようにぶ厚い契約書ではなかったけれど、7枚の契約書にびっしりと契約内容が書かれていたよ。このかたは運よく契約破棄ができたらしいけれど、いったん契約を結んだら契約解除できないお約束になっていたらしい。

遺伝子組換えの種子の値段

日本初 グリホサートの検査

「(高齢化した)今の農業にはラウンドアップが必要なんですよ・・・。」

山田先生がおっしゃっていた。

(マジかっ!?)

高齢者にとって大変な(慣行)農業を続けていくためにはラウンドアップが必要だという気持ちは、山田先生には痛いほど分かるようだ。

でも、その気持ちは分かるけれど・・・グリホサートを使って育てられた野菜は、食べたひとの身体に蓄積をしてるんだよ・・・。

ということを日本でも証明したいと思った山田先生。

いろいろ調べたけれど、残念ながら日本ではグリホサートの蓄積検査をやってくれるところはなかったそうだ。

やっとのことでフランスの会社から検査キットを10セット購入したんだって。

もうすぐお願いした議員さん達に検査をやってもらうそうだ。

3月15日までに23人の国会議員がグリホサートの検査を受けたらしい。
検査は髪の毛を提出して検査をしてもらう。検査費が499ドル(約5万円)かかるそうだ。グリホサートは、特許が切れていらい、グリホシートと呼ばれたり、ラウンドアップ以外の商品名に使用されたりしている。(グリホサートだと知らずに使う可能性も!)最近ではグリホサートに代わる天然の除草剤が注目を集めているんだ。

日本の種を守るためにできること

自家採種禁止について

今、『種子法』の廃止と『種苗法』による自家採種禁止が問題だという声がある。

『種子法』とは高度成長期、日本の農作物を守るために主要農作物の種子の安定的な生産と復及を国が行う法律なんだ。

種子法によって、日本のお米や大豆といった種の生産コストを国がまかなってくれていたんだけれど、今後予算のサポートがなるなる恐れがあるんだ。

もしも、種の生産コストがなくなったとするよね。なにが問題かというとレアだけれど日本に昔からあった品種が消える可能性が出てくること。たとえば一部の地域でしか生産されていないお米(ミネアサヒなど)公的な予算や制度がなくなって消えるかもしれないんだ。

日本のお米は300種類存在する。これらのお米が種子法が廃止されたことで、(コスト問題から)日本で古来から作られてきた品種が消えてしまう危険性が隠れているんだね。

農民の種の権利

いっぽうでは日本の農民にも種子の権利が認められているんだね

さらには、企業による種の私有化問題。

いままで法律で守られていた種子がコストにより、低価格で大量に生産されている企業の種を農家さんは買うことになりえるかもしれない。そうなると、一部の企業の種ばかりが独占しかねないんだ。

もしも、独占状態になったとする。その後、種の値段が上がれば、いやがおうにも値段のままに購入せざるおえないので、農産品の高騰も否めなくなってしまう。

『種苗法』による自家採種の禁止については、日本の種が外国に持ち出されたり、登録された種を守るためらしい。

種苗法

『種苗法』って分かるかな?

新しく開発されたブランド種などを勝手に増殖・・販売・使用されないために『登録』して利権を守る法律なんだ。『種苗法』に登録されている種は自家増殖や挿し木繁殖などすると罰則が科せられるよ。

今までは例外があったんだけど、種子法撤廃とともに自家増殖が原則禁止へ。自家採種禁止品目が82品目から一気に289品目に増やされてしまったんだ。

ここには今まで守られてきたお米の自家採種も入っているからさらに気になるところ。

たとえば、今まで自家採種でお米を作っていたひとたちが種を買わなければならなくなってくる。こうした中で、日本在来のお米が消失してしまう危険性がさらに大きくなるとともに、遺伝子組換えの種に切り替わっていく不安も拭えないんだ。

遺伝子組み替え鮭

遺伝子組換えの食品がさらに増加しそうな不安があるよね

アメリカの自家採種について

アメリカ・カナダでは大事な穀物は主に自家採種なんだね

日本古来の農産物を残すためにめぐむたちができること、それは『条例を変えていく』運動をはじめること。

山田先生がおっしゃるには、今、全国各地で地域の財産になる農作物を守る条例が誕生していっているんだって。

条例を改正する?

そんな難しいこと出来るわけないじゃない・・・。

ふと思っちゃうよね。

でもね、市町村で新しい条例を作りたければ、住民の1/50人の署名を集めて提出するだけ!

たとえば、A市の住民が4万人だったとする。A市で条例制定のために必要な署名はたったの800人。800人の署名を提出すれば、住民投票によって住民が簡単に条例を作ることができるんだ。

山田先生のお話では現在16都道府県が種子条例を制定するために動いているそうだ。

地方からの大きなうねりが上がっているいま、流れに続き行動を起こすことで、日本の種を守る社会へ繋げていけそうな予感がするよね。

種の条例を作った日本の市町村

種苗法に新しい種を登録する場合、数百万かかるそうだ。しかしながら、新しい種が本当に新しいか解析するには人的な検査しか方法がないらしい。正しい検査ができるのか気になるよね。

登録すると同じ品種の野菜を作りたい時は、登録者にロイヤリティを払って作ることになる。だけど、そもそも登録料が高いから大きな企業じゃないと登録なんて現実的じゃないよね。

また、もしも誰かが使っていた種が登録されてしまったら(必ず新しい種なのか検査するのは難しいので、もともとあった種が登録される可能性もある。)今まで必要なかったロイヤリティを急に払わなければならなくなるんだ。

農家さんにとって死活問題にもなりかねない法改正だよね。

まとめ

世界における種の市場の約7割が多国籍企業(モンサントなど)。モンサントの遺伝子組換えの種による品質の低下などあらゆる問題から、ヨーロッパでは有機農業へとシフト。種も有機は自家採種OKに変わってきてるらしい。

身体は食べ物で出来ている

ラウンドアップ訴訟が話題のいま、農業と食べ物について見なおしてみませんか?