アウトドアでも人気!ロケットストーブ造りに挑戦してみた

ロケットストーブ あそぶ

Moi!めぐむです。

『燃焼率が高く煙もほとんど出ない』と噂されるロケットストーブの自作ワークショップに息子くんと参加をしてきたよ。

ロケットストーブの構造、種類、自作体験をレポするね。

ロケットストーブとは

『ロケットストーブ』って知ってるかな?

廃材を利用して造られているロケットストーブ は燃焼性が高く煙がほとんど出ないので、最近密かなブームを呼んでいるんだ。

東北の震災時にも大活躍をしたロケットストーブ。

アウトドアでの煮炊きから暖房、ゴミの焼却まで、さまざまな用途に使われているよ。

燃やすときに『ゴー』と音がすることから命名された『ロケットストーブ』。
元々は発展途上国のためにアメリカで開発されたエコストーブなんだ。
日本には広島の荒川さんによって紹介された(2005年)のが始まり。
東日本大震災で大活躍したことから注目されるようになったよ。
低コストで簡単に自作できるロケットストーブだけど、最近は市販品も販売されているよ。

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うちから30分 お友達のお家へ

ロケットストーブの講師は息子のお友達のお父さん。

広島にいた際にワークショップを開催されたり、韓国のイベントに呼ばれたりとロケットストーブ に精通されたひとなんだ。

息子もめぐむも大好きなご家族なので、お出かけもるんるんな気持ちで出発!

と言いたいところだけど、またもや出遅れて鬼の形相で目的地へ。

どっちを作る?

到着すると講師を囲んで話が始まっているもよう。

「遅れてごめんなさい!」

「まだ始まっていないから大丈夫だよ。」

どうやらギリギリセーフで到着できたらしい。

会場には形の違ったロケットストーブが飾られていて、壁には『シングル』と『ダブル』の文字と構造図が貼られていました。

ロケットストーブの種類

「どっちを造る?」

と聞かれて頭がハテナ、ハテナになるめぐむ。

よく分からないけれど、高価なほうが高性能に思えてしまう。なんて短絡的・・・。

「どっちを選べばいいのか分かんない。」

と講師に言ってみたよ。

「選ぶ前にまずは仕組みを学ぼうね!」

ということで、ロケットストーブ造りの前にミニレクチャーを学ぶことになったんだ。

ロケットストーブの構造

煙突を外したロケットストーブの上で火を起こす。

「火にこれを近づけてみて。」

煙突を渡された男の子が言われるままに煙突を近づけた。

火をつける少年

煙がすっと煙突に吸い込まれていく。

煙突効果

風上から風下に流れている煙が、風上に煙突がくると風上に吸い込まれるように流れが一変するのにビックリしたよ。

この現象を『煙突効果』と言うんだ。

煙突の役目は2つ。
1.煙を外に排出する
2.空気を送る
煙突は煙を出すだけじゃないんだ。煙突の中の暖かい空気と外気の冷たい空気の温度差から上昇気流(ドラフトというよ)が発生して、煙突内に冷たい空気が引き込まれてくるんだ。
空気が入流=燃える力がアップする。
煙突があることで薪は燃えやすくなるんだ。

ロケットストーブの煙が少ないワケ

ロケットストーブは『煙突効果』を利用して造られているんだ。

煙突自体を断熱材で包んであげることで煙突内の温度が高くなって、煙突内に空気が勢いよく吸い込まれていくよ。

垂直部分の煙突内(ヒートライザー)ではふつうに燃やしただけでは燃えることはない木ガス(未燃焼ガス)が2次燃焼を起こして燃えるんだ。

ヒートライザーと呼ばれる煙突の垂直部分では『ゴー』とすごい音を立てて木から排出されたガスが燃えるよ。
名前の由来となったロケットのような音はヒートライザーで完全燃焼されている音だったんだね。

ちなみに、2次燃焼の温度は600度以上になるらしい。

木が完全に燃やされてしまうから、煙がほとんど出ないんだね。

燃えるロケットストーブ

吸引力(空気を吸い込む力)=煙突の高さ×外気とヒートライザー内の温度差

シングルとダブルの違いとは

ロケットストーブの構造は2種類に分かれるよ。

  1. シングルタイプ
  2. ダブルタイプ

1.シングルタイプ

煙突の形がTの字になっているシングルタイプ。

シンプルな作りでコストも安く造ることができるんだ。

《 特徴 》
・造るのが簡単
・低コストで自作できる
・太い薪が燃やせる
・薪を乗せる台が必要

2.ダブルタイプ

煙突の形がJの字になっているダブルタイプ。

薪をたく焚き口の高さがある分、垂直部分の高さが必要になってくるよ。

《 特徴 》
・割り箸のような細い薪を焚き口に入れるだけ
・造るのが難しい
・太い薪が燃やせない
・シングルよりも自作コストがかかる(約2倍)
・焚き口からヒートライザーまでの水平部分が断熱されていないから冷えやすい
水平部分の問題を解消しようと、むき出しになっている水平部分を一斗缶で囲い断熱材を入れたNewタイプを開発中らしい。
ロケットストーブは個々の改良、開発でどんどん進化していってるんだ。

ロケットストーブの長所・短所

ロケットストーブの長所と短所をまとめるね。

ロケットストーブの長所

  • 火起こしが容易にできる
  • 煙がほとんど出ない
  • 廃材で簡単に造れる(コストが安い)
  • 針葉樹や竹でも燃料にできる
  • 煮炊きから暖房まで使える

ロケットストーブの短所

  • 煙突が長持ちしない
  • 温度調整ができない(弱火にできない)
  • 煙の逆流の可能性がある(自作した場合)
煮炊きに使われるのが一般的なロケットストーブ 。断熱材を変えれば暖房器具に早替わり!
吹きさらしの野外でも、ドラム缶のなかにレンガを敷きつめたロケットストーブ だったら大人数で暖をとることができるんだって。
災害で建物がなくなってしまった時に大活躍しそうだよね!

ロケットストーブ造りにチャレンジ!

座学が終わってロケットストーブの理屈が解ると、どっちを造るか決まったよ。

もちろん『シングル』。

えっ?

ダブルだと思った?

簡単でコストも安いし太い薪も使えるから、初めてのロケットストーブはシングルでしょ♪

ダブルタイプはNewダブルタイプが完全にできあがった時の楽しみに取っておくことにしたんだ。

ロケットストーブ の材料

  • ペール缶
  • 煙突
  • 草刈りの刃(廃材)

ロケットストーブ造りに使う道具

  • マジック
  • 定規(等厚曲尺※エル字になった定規)
  • 煙突の型
  • 金切り鋏
  • マイナスドライバー
  • トンカチ
  • ペンチ
  • グラインダー
  • ドリル
そのほかに金属バリを捨てるバケツや汚れを拭くウエス、ヌカ、ビニールシート、掃除道具も用意されていたよ。

燃焼管が通る穴を描く

まずはメインのペール缶選び。

講師がいろいろなところから集めてきたペール缶の中から息子くんが選んだのはブルーのペール缶。

めっちゃフタが汚いんですけど・・・。

ペール缶

「これがいいの・・・?」

「これ(がいいの)!」

あまりの汚さに消沈するめぐむ。

しぶしぶブルーのペール缶で作業に取りかかりました。

「まずは汚れを拭いてね。」

講師の言葉で蓋の汚れを拭くと・・・わぁ!なんかステキかも♫

ペール缶

ペール缶の内側もヌカと布で綺麗に拭きました

「あっ綺麗になった!」

ダブルタイプを造ろうとしていた某少年もめぐむの缶の変わりように目を奪われていたよ。

(息子くんやるなぁ!)

綺麗になった蓋に定規を使って中心を出したら、シングルタイプの煙突の型を使って円を描く。

ペール缶の蓋

中心の出し方は算数でやったよね!?(と講師に言われて焦っためぐむ)
まずは蓋の端のほうで真っ直ぐに線を引く。
次に線の真ん中(半分のところ)から垂直に線を引く。
垂直の線の真ん中(半分のところ)が中心だよ。
(講師のレクチャーに目を奪われためぐむでした)

次はペール缶本体の下から2.5cm開けたところに円を描く。

もうここで分からなくなってきためぐむ。

講師に手伝ってもらって完了したよ。

ペール缶

グラインダーを使って切る

次は煙突(燃焼缶)造り。

焚き口の部分とヒートライザーの部分をグラインダーで切って造ったよ。

シングルタイプの煙突の長さの出し方が講師の手作りプリントに書かれていたけど、理解できないめぐむ。

講師に個別レクチャーしてもらうも分からず!

言われるままに煙突に印をつけました。

煙突に切るところがわかるように印ができたらグラインダーで切断。

まずは先生のお手本。

火花を浴びながら切る姿に恐れおののくめぐむ。

半ベソかきながらチャレンジしたよ。

ゴーグル姿の女性

穴をあける

最初怖かったグラインダー作業も、火花を浴びながら切れるようになった頃には煙突も無事に切り出せました。

切った部分のバリを金属ヤスリで丁寧に仕上げて煙突の完成!

金属ヤスリをかけている画像

次は本体に穴を開ける作業。

いちばん最初の作業で描いた燃焼缶の穴の中心にドリルで穴を開けてから金切り鋏で円に切っていく。

金切鋏は硬くて思った以上に力がいったよ。

金切り鋏で金属を切る

円に切れたら切り込み線の通りに切り込みをいれてペンチで折り曲げる。

これで燃焼缶が通る穴があきました。

金属のひだを曲げる少年

息子くんもひだの加工に挑戦!

さっそくできた穴に煙突を通してみる。

おや?

ちょっと入らないぞ!?

微調整をします。

ひだをペンチでもっとグッと曲げたり、トンカチで叩いてみたり。

煙突と穴とにらめっこをしながらなんとかぴったりの穴が完成しました。

ロケットストーブ

本体を組み立てる

いよいよ組み立て作業。

はじめてのロケットストーブ造りも佳境にはいってきたぁ!

ペール缶本体の穴の外側から炊き出し口の部分を差し込んで、内側からヒートライザー部分の煙突と繋げる。

ロケットストーブの内側

切り込みひだの上から組み立てた煙突をビスで固定。

このビス留めがね、なかなか苦戦だった。
(ビスが滑るし力もいるし狭いしでちょっぴりスキルがいるような気がしました。)

電気ドライバーでビスを留める

講師がポイントを話しながらお手本を見せてくれたよ

断熱材を詰める

完成したロケットストーブに断熱材をいれます。

断熱材はパーライト、バーミキュライト、砂、赤土、漆喰などが使われているよ。

ワークショップはパーライトが用意されていました。

パーライトは高温で焼いて発泡スチロールのように軽くした鉱物(砂利)。軽量で断熱性、吸水性、吸音性があるから、園芸や建築現場で利用されているんだ。

パーライトは粉塵が舞いあがりやすいから、吸い込まないように注意が必要なんだけど、入れるたびに白い粉が舞い上がるからなかなか・・・。

手ぬぐいでマスクをすればよかったな。

パーライト

付属品をつくる

いよいよラストスパート。

蓋を取りつけて蓋の周りのひだをペンチで留める。

草刈り刃(廃材)を加工。グラインダーで切って五徳と薪の保定台を作成。

草刈りの刃

五徳のパーツの切り込みを左右同じに間違えてつくってしまい失敗しちゃった。

グラインダーと格闘し続けるめぐむ、みんなのようにうまくいかないなぁって凹みました。

終わり間際になってグラインダーの使い方を間違っていたことが発覚!

おぃおぃっ。

あれだけ丁寧に教わっていたのに・・・。

もう一度グラインダーを使いたくて仕方がないめぐむです。

ロケットストーブ

完成したロケットストーブ♪

まとめ

はじめてのロケットストーブ 造り。めぐむ以外はメンズ(Boys and men)で作業スピードとできばえの差を感じずにはいられないワークショップでした。

苦労したぶん可愛く感じるマイロケットストーブ。早くお外で煮炊きをしたいな♫