田舎暮らしがしたい!仕事支援もお任せ 加茂谷移住体験ツアー2019

歯を切る少年 農業
チンゲン菜の外葉を切る息子くん

Moi!めぐむです。

田舎暮らしを考えているけれどそもそも仕事はあるのかしら!?

憧れの移住生活を求めて検索してみても実際の暮らしとはかけ離れていることもあるよね。

徳島県阿南市にある『加茂谷』は知られざる移住人気スポット。空き家待ちのひともいるというくらい『口コミ』人気が高い加茂谷の『加茂谷移住体験ツアー』に参加してきたよ。

加茂谷がなぜ人気なのか?潜入体験レポートを報告するね。

加茂谷とは

徳島県南東部を流れる一級河川『那賀(なか)川』。

那賀川の中流に川の流れに沿うように点々と存在する10町の町の集まりが『加茂谷』だよ。

昔は『加茂谷村』と呼ばれた集落は昭和30年に行われた編入合併によって別々の町になったんだ。

人口わずか2,000人、高齢化率40%の過疎地域の加茂谷。

人口たったの20人なんて限界集落の町も存在する加茂谷なのに、実は密かな人気移住地区。めぐむも移住希望を玉砕されたひとりなんだ。

美しい田舎の風景

縄文土器の出土国内一で話題になっている加茂谷。弥生から縄文後期の遺跡が出土して新聞やSNSを賑わせているよ。

朱が採取できる山の発見とともに縄文後期に『朱』が生産された可能性を秘めた出土品が国内一出土したことで今年はさらに注目の『田舎』になりそうだね。

加茂谷元気なまちづくり会

加茂谷を移住人気に変えた立役者『加茂谷元気なまちづくり会』。

移住者と一緒になったまちおこしや就農支援、空き家紹介など加茂谷が元気になる活動をおこなっているよ。

『加茂谷元気なまちづくり会』は、平成24年12月18日、人口減少が続く中、加茂谷地区に元気を与え、活気あるまちづくりと若者の定住を図り、地区住民の郷土愛の向上となる施案を検討するために発足しました。

※引用:加茂谷元気なまちづくり会

加茂谷元気なまちづくり会がおこなっているイベントに『加茂谷移住体験ツアー』がある。

農業の見学

県内外の移住希望者さんたちが加茂谷の自然、文化、暮らし、仕事(農業)をまるごと体験できる2泊3日の『加茂谷移住体験ツアー』。

今年(2019年)は2月22・23・24日の3日間が開催日。

加茂谷が大好きなめぐむと息子くんも、ごりごりお願いをして23日の体験会に潜入してきました。

(山下会長ありがとう!)

移住者の就業支援は『農業』 加茂谷の農業をガチ体験

朝8時、ナビを見ながら集合場所の『碧』(果樹オーナーの宿)に向かっている途中で加茂谷元気なまちづくり会の会長『山下』さんと遭遇。

山下会長の金魚のフンと化して難なく駐車スペースにたどりついためぐむ。

(迷わず到着できてよかった!)

今回はめずらしく遅刻しないで集合できましたぁ♫

細いながらも車が通る路面そばで会長の挨拶や自己紹介が行われたよ。

自己紹介

あま〜いイチゴは無農薬!イチゴ農家で収穫(?)体験

まずはイチゴ農家の片山農園へ。

大型タクシー

大型タクシーに乗って出発♪

畑に向かう集団

大型タクシーを降りてハウスまで歩く参加者たち

イチゴハウスには大きなイチゴがあっちにもこっちにも実っていた。

イチゴの畑

甘くて大きなイチゴがたくさん実っていたよ

片山さんのイチゴ農園では土壌は耕さないだって。

そのままの土壌に植えるだけ!就農者さんに優しいマル秘農法。息子くんとめぐむは美味しいイチゴをこれでもかと頬張りながら、イチゴ農園のマル秘テクニックを教えてもらっちゃった。

農家のおばちゃん

楽してもらってますと笑顔で栽培方法を教えてくれる片山さん

イチゴを食べる少年

美味しいイチゴにニヤケ顔の息子くん

害虫対策や苗の植え方など目から鱗のイチゴ栽培講座。苗を分けて貰ったのでイチゴ栽培にトライしてみるね。

イチゴを採る少年

イチゴを採る息子くん

イチゴの苗

マル秘テクニックで植えられているイチゴの苗

イチゴのつる

イチゴは赤いツルを株分けして増やしたんだって

イチゴの苗と少年

イチゴの苗をもらって大喜びする息子くん

耕さないイチゴ栽培。
「楽させて貰ってます♪」
と終始笑顔の片山さんに癒されました。
イチゴの合間にはネギやレタス、ブロッコリーといった野菜が点在してる。
ハウスの継ぎ目から落ちてくる雫を上手に使って自給野菜も作ってるんだ。
「ご近所さんにあげると喜んでもらえるの!」
周囲のひとをハッピーにするハウス栽培に感動しました。

先輩移住者のハウス訪問 リアル就農体験で移住気分を味わってみた

加茂谷に就農移住された2組のご夫婦。

『移住体験ツアー』の参加者が作業を体感できるように農作業を用意してビニールハウスに招いてくれた。

子育てをしながらチンゲン菜栽培 神戸から移住された國中さんご家族

平成27年に神戸市から移住された國中さんご夫婦。

ハウスで加茂谷生まれの娘さんと一緒に笑顔でお出迎えしてくれたよ。

農家の嫁と女の子

ちょうどチンゲン菜の苗を植えるシーズン。

めぐむ達はビニールマルチが敷かれた土壌に苗を手で1つづつ植えさせて貰った。

植えるというより土にワンプッシュする感覚。

息子くんもチャレンジしたけど、阿南農業支援センターの山田さんと見事なコンビネーションでサクサク完了!

息子くんのニンマリ顔が印象的でした。

植え方を説明する男性

苗の植え方を教えてくれる國中さん

苗を運ぶ少年

チンゲン菜の苗を運ぶ息子くん

苗を植える少年

1人で上手に植える息子くん

中古ハウスで就農されている國中さんご夫婦。今年から新しくハウスを購入されたらしい。
阿南市内で5人申請者が集まれば補助金がでるそうだ。無返還の就農支援制度など上手に利用すれば堅実な就農移住ができそうだ。

サラリーマンから農家さんへ 加茂谷体験ツアー先輩の松田さんご夫婦

平成28年の加茂谷体験ツアーから加茂谷へ就農移住をされた松田さんご夫婦。

お2人が作る野菜もチンゲン菜。

もともとみかんハウスだったという広々としたハウスにはチンゲン菜がびっしり育っていたよ。

苗を運ぶ夫婦

チンゲン菜の苗を運んで登場した松田ご夫妻

ここでも上手に苗を植える息子くん。

今度は地域おこし協力隊の渡辺くんとタッグをくんで一気に植えていく。

「ママ遅いね!」

なんて上から目線で笑いをとっていました。

苗を植える大人と子供

地域おこし協力隊の渡辺くんとタッグを組む息子くん

遊ぶ大人と子供

渡辺くんと楽しく遊ぶ息子くん

松田農園では収穫体験と袋詰め体験も。

さらにチンゲン菜のお土産まで貰って、お顔の筋肉がゆるみっぱなしのご一行でした。

大人の話を聞く子供

収穫の仕方を真剣になって聞く息子くん

歯を切る少年

チンゲン菜の外葉を切る息子くん

野菜を抜く少年

飽きて抜くだけ抜いて大人に葉切りをさせる息子くん

スケーラー

チンゲン菜を1つ取るとサイズを答える(S、M、L)高性能計り

野菜の袋詰め

1つ1つ袋に詰める手作業の詰め方

機械での野菜の袋詰め

機械を使っての袋詰めはあっという間にできちゃう

犬のマーク

ペットのパグがお店のマーク

チンゲン菜が入った袋

いっぱいお土産に貰っちゃった

移住就農のおすすめはチンゲン菜:

1.投資が少ない
2.育てやすい
3.やり直しがきく・・・年に8〜9回栽培できる
4.師匠がたくさん・・・ベテラン農家さんなどが周囲にいる

大御所 加茂谷元気なまちづくり会会長・事務局長の農園視察

加茂谷体験ツアーの企画者『加茂谷元気なまちづくり会』のツートップももちろん農家さん。会長、事務局長の農園にもご招待してもらったよ。

事務局長は革新派 農業をリードする柳沢農園

加茂谷元気なまちづくり会事務局長の柳沢さんは定年退職後から農業をはじめられたお父さま。

美しい景観が広がる柳沢農園で小型耕運機のミニレクチャーを受けたよ。
耕運機と男性

小型耕運機の使い方を説明する山下会長

耕運機を操作する女性

1人1人体験してみたよ

耕運機と女性

阿南市移住促進課の職員さんもチャレンジ

柳沢さんは斬新で改革的な農業をやられてきたそうだ。

レクチャー後に視察させて貰ったハウスはなんと『アイスプラント』。

(びっくり!)

まだアイスプラントが巷で知られていなかった頃に売り出して(関西地方への販売)、大いに売り上げをあげたこともあるんだって。

確実、堅実な農業も魅力的だけど、新しいものを創造していく農業もワクワクしそうだよね。

農業の説明をする男性

アイスプラントの栽培について語る柳沢副会長

アイスプラント

アイスプラントの葉はほんのりと塩味がして美味しかったよ

売り上げ加茂谷No.1 50種類もの野菜を作る山下農園

諦めなければ必ず上手くいく!

農業への意識が高い山下会長は売り上げも加茂谷イチらしい。

といっても山下会長が営む農園の環境はとてもいいとはいえないところだった。

ビニールハウス

急傾斜に作られた山下会長のハウス

加茂谷でも奥のほうに位置する細野町は人口わずか20人の限界集落。日当たりもそこそこの段々畑に工夫をこらして作られたハウスには1年を通して50種類もの野菜が育つんだって。

堆肥づくりから売れる野菜選びまで、探求し続けてきたこだわりの栽培ノウハウで年商8桁の山下農園。

「こんな劣悪な環境でも収入を得ることができる。ここの見学で就農の可能性を感じて欲しい。もっと肥沃な加茂谷地区ならさらに楽に農業で暮らしていけるということを実感してほしい。」

山下会長の就農への情熱を感じました。

農業の説明をする男性

独自の堆肥づくりを教えてくれる山下会長

古いビニールハウス

段々畑に手作りのビニールハス

たくさんの野菜の芽

種まきは奥様の役目

ビニールハウス内を歩く少年

岩がゴツゴツしている土壌のためハウスを支える柱の高さも違う

農業以外は?移住者の暮らしを覗いてみた

加茂谷移住は就農がメイン。だけれど・・・就農だけじゃない!個性豊かな先輩移住者さんたちのお仕事も覗いてきたよ。

地域密着!古参移住者が焼く 和み工房 しげぱん

地域に愛されるベーカリー『和み工房しげぱん』さんは加茂谷初の移住者さん。

埼玉からご家族で移住されてきた際はまったく別のお仕事をされていたらしい。

パンが食べたい家族のために作りはじめたパンは口コミで評判を呼び、店主の和田さんはパンを楽しみにしてくれる地域のためにベーカリーショップをはじめたんだ。

ほっこり可愛らしいお店は仲間とともに自分たちで改修されたんだって。

加茂谷移住体験ツアーご一行が到着するとお店はぎゅうぎゅう!

というか、なぜか外からしげさんをウォッチするひとたち。

しげさん右往左往してました。

古民家ショップ

古民家をリメイクした和み工房しげぱん

パンが並ぶトレー

店内にはしげさんのこだわりがぎゅっとつまったパンたちが並んでいた

パンを食べる少年

プレゼントして貰ったパン。とっても美味しかったよ!

加茂谷元気なまちづくり会からサプライズプレゼント♪
1人1個気に入ったしげパンを参加者全員買ってもらったよぉ。
しげさんのぱんは塩は鳴門、卵は平飼いの某農家さん、バターは高千穂発酵バターと材料すべてにこだわっているからそこそこのお値段。太っ腹すぎるツアーにみんな大興奮でした。

趣味からカフェへ 話題沸騰中のボスコベルを訪問

加茂谷のカフェといえばボスコベル。

昨年末にテレビ番組『人生の楽園』に取り上げられて以来、県内外からたくさんのお客さまが殺到しているらしい。

ご主人(財前さん)の趣味だった燻製づくり。定年後は趣味の料理を仕事にレストランを経営したいなぁと考えていた時にご縁があって加茂谷へ。

早期退職をされて夢のスローライフを楽しんでいたところ、テレビ出演で『ときのひと』になってしまったそうだ。

この日も大にぎわいのボスコベル。

予約だけで40人越え、なんと84人ものお客さまがランチにやってきたそうだ。

すごい人気でご夫婦だけでは太刀打ちできるわけもない。ご近所のお母さんたちが一緒になって切り盛りしていたよ。

困った時に助けてくれる繋がりも加茂谷の大きな魅力の1つ。

ここ(加茂谷)には大きな家族のような温もりがいまも人々のなかに流れているんだ。

古民家カフェ

優雅な佇まいの古民家

古民家カフェ

玄関を入ると木の温もりに包まれている

満席の飲食店

店内はお客さまでいっぱいだった

飲食店の厨房内

地元のお母さんたちが財前ご夫婦をサポートしてたよ

ランチプレート

手作りベーコンのランチセット

ハンバーグセット

ハンバーグセットも噛みごたえがあってジューシーだったよ

食後の団欒

食後は就農移住についての話で盛り上がったよ

今すぐ暮らせる空き家を紹介 空き家めぐりツアー

美味しい食事でお腹がいっぱいになったら空き家めぐりツアーへ。

ここからは就農移住希望のひとたちと別々になってお家を見せてもらいました。

タクシー

空き家めぐりのみの参加者と合流。タクシーが1台増えちった。

どこのお宅も笑顔が素敵な温かそうなオーナーさん。

お家のコンデションや大きさ、敷地の広さなど様々なのに、どんなに高くても2万円というお家賃。

びっくりするお値段は加茂谷元気なまちづくり会が移住促進のために力を尽くしてくれているから。

「契約書もまちづくり会に入ってもらっている不動産屋さんにお願いしているから手数料も5,000円程度。加茂谷にきてもらうため!理解して協力してくれる仲間のお陰でほぼ1〜2万円のお家賃のみで空き家の紹介をしています。」

過疎化が心配のまちに移住者を。

加茂谷を愛する地元の人たちの思いが移住者に優しい移住支援を実現しているんだね。

空き家と見学者

大にぎわいで空き家見学のご一行

清流を歩く子ども

夏は近所の子どもたちが泳ぎにくる川は水が透き通っていてとっても綺麗

今回は4軒の空き家を紹介してくれたけれど、密かな移住人気の加茂谷。いくら待っても空き家待ちの人たちが多くてめぐってこないこともあるんだ。
めぐむも一昨年の10月から昨年の春にかけてず〜っと空き家待ちをしていたけれど、残念ながらご縁がないままに終了。
空き家と出逢うのはご縁とタイミングなんだなぁとしみじみした気持ちがします。

加茂谷で暮らすメリット・デメリット

個性豊かな移住者と元気な地元民がのびやかに暮らす加茂谷。

移住の魅力と気になるところをまとめてみるね。

メリット:
・自然がいっぱい(空気が美味しい、川が綺麗、水が美味しい)
・家賃が安い
・地元の人たちが優しく温かい(野菜や魚、ジビエなどお裾分けの心が根づいている)
・子育てし易い(子育てコミュニティ、医療無料、地域の目による子育て)
・就農支援がある(資金返済不要の支援制度、就農スタート研修、先輩農家さんのサポート)
デメリット:
・車が必要
・地域活動への参加が必須な行事がある(地域清掃や村祭りなど)
・自治会費や自治祭費が高い
・噂になりやすい(都会に比べて人との距離が近い)
・仕事が少ない(仕事の選択肢が少ない)

人ととの繋がりや温もりを求めている人にとって田舎で暮らす人間関係はとっても心地が良いと思う。けれど、すべてが筒抜のような濃い関係性が苦手のひとには田舎暮らしはちょっとキツイはず。

就農以外の仕事も自分にフィットした職業を探すことができるかは考えどころだけれど、しげぱんの和田さんやボスコベルの財前さんのように『起業』をするのにはもってこいの場所ではないかな!?

都会のように縛られず自由な生き方を楽しむ移住者がちらほら目につく徳島県。

加茂谷はさらにマンパワーで支えてくれるひとたちが揃っている。

パワーあふれる人たちに刺激されて自分らしい生き方を模索するのに加茂谷を選択してみるのもおもしろいよね♪

輪になった人々

移住体験ツアーが済んで質問を受ける元気なまちづくり会

まとめ

はじめて徳島を訪れた時から大好きな加茂谷。

移住者と地元の人たちが一緒になってイベントやまちおこしをおこなっている活力をちょっぴり体感できた移住体験ツアーでした。

いまのお家もとっても気に入っているけれど、移住心をくすぐられる『加茂谷人(カモダニアン)』たちの魅力に後ろ髪ひかれるめぐむです。

加茂谷のことをもっと知りたい!
『加茂谷元気なまちづくり会』
移住についてもっと情報が欲しい!